2010.08.24.(Tue)
家本 賢太郎(クララオンライン・社長)

家本 賢太郎
株式会社クララオンライン 代表取締役社長
1981(昭和56)年12月2日生まれ。愛知県名古屋市出身。1997年5月20日、クララオンライン設立。2001年9月慶應義塾大学環境情報学部に入学、2006年3月同中退。2007年3月早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。東京都在住。1999年1月、米Newsweek誌にて「21世紀のリーダー100人」、2000年9月、新潮社Foresight(フォーサイト)誌にて「次の10年を動かす注目の80人」に選ばれている。
2007年11月よりNHK 中央放送番組審議会 委員(現任)、2009年1月より内閣府 男女共同参画会議 議員(現任)。
株式会社クララオンライン:
http://www.clara.co.jp/
仕事のやりがいは最終消費者の笑顔。
私たちの仕事と言うのは、縁の下の力持ち、黒子のような仕事です。
直接スポットライトがあたる事はなく、直接見られる仕事ではないのです。
私たちが誰を最終的なお客様として、笑顔の繋がりを考えているかと言うと、私たちのサーバーを使って頂いている直接な企業様ももちろん重要なのですが、その先に消費者の方がいて、その人たちが電子メールのやり取りや、それぞれ普段の楽しみなど、そこが私たちの最終的な出口です。
残念ながら直接、その人たちの笑顔を見ることはほとんど叶わないのですが、実はそこに私たちの仕事のやりがいがあるのです。 直接のお客様も私たちに色々なコミュニケーションを投げかけてくれるのですが、実はそれが最後の終着点ではなく、その先に笑顔を発してくれている人がいるというイメージで仕事に取り組んでいます。

きちんとした挨拶が信頼に。
私たちの会社は若い会社で、尚且つお客様に仕事が直接見える訳でないため、お客様が来社された時や、エレベーターで偶然お会いした時など、その瞬間にお客様と気持ちよく、はっきりとコミュニケーションが取っていけるようにしないと、私たちに対して安心、信頼して仕事を任せる事が出来ないと考えています。
「基本的な挨拶をきちんとしましょう!」というのを徹底しています。
笑顔には国境を超える力がある。
当社のシンガポールオフィスなどでは、働いている人がフィリピンや中国やミャンマーの人たちで、全員の文化背景が違ったり、また、話す英語のイントネーションが違ったりします。
私自身も英語が堪能という訳ではないのですが、険しい顔つきで怒って話をしてもスムーズにいきません。相手の理解を求めたい時、お互いが英語の場合、やはり細かいニュアンスが伝わりにくいですよね。その際、自分の表情をどういった風に使うかで、相手への伝わり方が変わってきます。
例えば言葉が通じない国で誰かが助けてくれた時に「ありがとう」と言う言葉が分からなくても、その言葉の代わりになるのが笑顔だと思いますね。
子どもにつられて笑うことがたくさん。
私には2歳と4歳の子どもがいます。4歳の子どもは結構、話せる様になったのですが、2歳の子どもは、まだうまく話せません。
基本的に彼女たちのコミュニケーションというのは、泣くか笑うかです。
私は彼女たちを見ていると、そういった感情を表現する事がそれぞれの個性だと思います。 例えば、言葉で表したり、絵で表したりしながら培われていくという風に感じます。 私は子どもにつられて笑う事がたくさんあって、どこで笑うかを忘れてしまっているなぁと思うことがあります。
「何で笑うのか?」楽しい事は実際たくさん見てきているはずですが、ただそれが心にヒットするかしないかというのがあって、社会に出て、いろんなものを見ている内に忘れてしまっているのでしょうね。子どもは感情をストレートに伝えている、このストレートさを忘れてしまっているという事はあるかも知れません。

作り笑顔と心からの笑顔。
いつも作り笑顔ではなくて本当に笑って貰いたいと思うのですが、作り笑顔が上手な人は世の中にたくさんいて、見分ける側からするとその笑顔が欲しいのではなくて、逆にその時にその人を変える事が出来たらとてもハッピーですよね。本当に心から笑って貰える事が出来れば嬉しい。
私が一番悲しかった笑顔というのは、北朝鮮へ行った時の光景です。
私たちが見た子どもたちは完全に管理されており、その時に撮った写真を見ても、完全に作り笑顔で、笑顔を凄く上手に作ることが出来ていました。みんな楽しそうに振舞うけれど、本当に子どもたちは楽しいのだろうか。私には楽しそうには思えませんでした。 サハリンに行った時に撮った子どもの自然な笑顔の方が同じ笑顔の写真だけれど、見ていて楽しい気持ちになれました。
この現状を断ち切り、次世代の全世界の人たちが、本当の笑顔で溢れる世界を、私たちが築いていくことが必要だと思っています。
メイク・ア・ウィッシュから幸せのスマイル
私は3年半病院の中に居たことがあるのですが、メイク・ア・ウィッシュの人たちが有名人を連れてきてくれました。(メイク・ア・ウィッシュ:3歳から18歳未満の難病と戦っている子どもたちの夢を叶え、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願って設立された非営利のボランティア団体)
例えば、テレビでよく見る有名な野球選手に会うというのは、子どもたちにとって一生残る思い出であり、話したり、サインして貰えたり、特別楽しい時間を過ごすことで、希望を持つことができます。
そういった場面にもっともっと日本のテレビに出ている、いろんな有名人たちに参加して欲しいと思います。来てくれるだけで、子どもたちにとって笑顔になる話題ができます。 病院にいるたくさんの子どもたち、外に出た事のない子、テレビだけが外の世界と繋がっている子、そんな子どもたちのためにもメイク・ア・ウィッシュのような活動があることを日本のたくさんの人に知ってもらいたいと思います。
家庭でも笑顔を大切に
「“パパ”を楽しもう!」というコンセプトのNPO法人ファザーリング・ジャパンに立ち上げから参加しているのですが、“パパ”を楽しまないと子育てをしているママたちも大変。 家庭の中で5日間は仕事を頑張り、残り2日は子どもたちと遊びます。家族の中に1人でも暗い人がいるとそれだけで家族全部が暗くなります。それを逆にするにはどうしたら良いのかと言うと、まずはパパが家庭にしっかりと参加することなんですね。
家事の分担もそうですが、ママの仕事を理解してあげる事で、子どもたちにも良い影響を与える事ができるということをコンセプトに活動しています。パパがもっとパパらしく、それが家族の笑顔に繋がると考えています。
家本 賢太郎代表のMERRYメッセージ
http://justsmile-merry.com/?s=826

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